講義のたびにたくさん宿題が出て、欠席にも厳しい(3回欠席すると落第扱いになる)。どのくらい宿題が多いかというと、ある日スピーキングのクラスの先生がこんなことを言うわけです。「学期ごとに18単位とかたくさん授業を登録する学生がいるけど、破綻するからやめておきなさい。このカレッジでは1単位につき、だいたい2時間相当の宿題が出るから」———どういうことかというと、まずDe Anzaでは(クラスごとに多少バラつきがある気もしますが)基本的に「1単位=週に1時間の授業を受ける」と考えてください。つまり、18単位ぶんのクラスを登録した学生は週に18時間の授業に加えて、18×︎2=36時間相当の宿題をこなす必要がある(後から調べたら、この件はDe AnzaのWebサイトにもちゃんと書いてあった)。
特に米国で進学する予定のない人(私だ)なら何単位登録しようがどんな成績を収めようが問題ないんですが、ハイレベルな4年制大学への編入を目指す学生はコミュニティ・カレッジで良い成績を取る必要があります。成績には当然、提出物など宿題の出来の良し悪しも反映されます。そのため、単位を登録し過ぎて時間がなくなり、提出物のクオリティを維持できずに成績を落とした学生はしばしば「単位をわざと落として次の学期に取り直す」わけです。こういった事態を避けるため、先生が言うには「学期ごとに登録する単位数は、多くても14単位くらいがよい」とか。
一時期、De Anzaと並行してアダルトスクールのESLにも通っていました。私が参加したアダルトスクールのESLはコミュニティ・カレッジに比べるとかなりカジュアルで、日常会話に重点を置き、宿題も少なかったです。コミュニティ・カレッジと違って大学の授業で使えそうなかっちりした文章の書き方やプレゼンテーション方法などは学べないのですが、「英語での雑談力を高めたい」「勉強に割ける時間が多くない」という人にはアダルトスクールが良いかも。
このほか、検索で調べるとベイエリアには私立の語学学校もたくさんあります。ただ、私は「家から通いやすい場所にある」「知り合いが通っている」といった単純な理由で、あまり吟味せずにDe Anzaなどを選んでしまったので、私立の語学学校についてはよくわからないんですよね〜。Yelpなどで口コミを見る限りでは、学校や選んだコースによって雰囲気がけっこう違うみたいですね。
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