Palo Altoに行った時、人から「この辺にスシリトー(Sushirrito)っていうお店があるんですよ。最初は『えっ』って思うんですけど、けっこうイケますよ」と教えてもらいました。Sushirrito? なんですかそれは?

実際に買ってみたらこんなだった。
要するにブリトーっぽくゆるっと緩めに巻いた巨大な太巻きで、具や味付けはアメリカ風にアレンジされています。例えば今回私が買った「Salmon Samba」は、サーモン、アスパラの天ぷら、キュウリのなます、レタス、ナッツ(かぼちゃの種)、生姜風味のグァカモーレを具にして、わさびと照り焼きマヨネーズで味付けしたもの。すごいボリューム感に一瞬ひるみますが、食べてみるとこれはこれでアメリカ風の創作寿司としてけっこう美味しい。天ぷらやナッツのカリカリ感、わさびのピリッと感がアクセントになって面白かったです。今となっては揚げ物やアボカド、マヨネーズなんかを取り入れるのは日本の回転寿司の創作メニューでもよくあります。Sushirritoはその手のメニューをちょっと思い出させる味付けで、日本人にも比較的食べやすそう。
巻物のメニューはこちらの9種類。生魚を使った「Satori」「Geisha’s Kiss」「Latin Ninja」などがあります(というか、一昔前のハリウッド映画に出てきそうな“妙な解釈の日本”っぽいネーミングだな……)。そのほか、アメリカのファーストフードらしく肉をメインの具にしたものやベジタリアン・メニューも揃っているみたい。


店内ではSushirritoを巻くところを見られるのがけっこう楽しい。日本の一般的な太巻きに比べると「えっ、そんなに??」と思うくらいたくさんの具をどんどん載せて……

……プラスチック製の巻き簾でえいっと巻く。自分で太巻きを作る時って「太すぎず細すぎず」とか「切り口を綺麗に」とか気を使ってけっこう時間がかかってしまうのですが、Sushirritoみたいに「思い切り太くてもいいわ〜」「切り口とか気にしないわ〜」と割り切ると、かなり高速に巻けるんだな……。

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