森の日記: [ESL : De Anza]テストで使うBlue BookとScantron

2017年9月28日木曜日

[ESL : De Anza]テストで使うBlue BookとScantron

 De Anza CollegeのESLでは、クラスごとに学期の中頃にはMidterm Exam、学期末にはFinal Examというテストをそれぞれ実施します。日本の中学校や高校にある中間テスト/期末テストのイメージですね。で、とあるクラスの講師がMidterm Exam前に「テストでScantronを使うから、次回の授業の時に持ってくること」と言うのですが、Scantronって何だろう…?(聞いたことない)。休憩時間に講師に質問すると、どうもテストに使う用紙らしく「De AnzaのBookstoreで売っているから店員さんに聞いてみて」とのこと。

 別のクラスでは「試験でGreen Bookを使うから、次の授業で持ってきてね!」と言われました。これもBookstoreで売っていて、テスト時にエッセイ(小論文)などを手書きでまとめて提出するための薄いノートみたいなものらしい。ようするにDe Anzaでは各種のテスト用紙を事前に学生が自分で買って、試験時に教室に持ち込む必要があるわけです。


 Bookstoreに行って探してみると、店員に聞くまでもなくすぐに用紙類が見つかりました。エッセイ用の薄いノートはGreen BookじゃなくてBlue Bookっていう名前みたいだけど。Scantronは写真の通り、日本の各種試験でもよく使うマークシートの用紙でした。

 なお、De AnzaのESLではMidterm/Final Examのほかに任意のタイミングでQuizと称して小テストを実施するクラスが多いです。Quizは事前に予告されていることもありますが、抜き打ちのことも。成績はMidterm/Final Examだけでなく、Quiz、出席率、授業への参加態度、プレゼンテーションの出来具合、その他の提出物(宿題)などで総合的に判断されます。どの要素を何パーセントずつ成績に反映するかの基準はクラスごとに異なり、学期の最初に配布されるシラバス(Green Sheet)に詳細が明記してあります。4年制大学への編入を目指す学生にとって、成績は高いGPAを維持するために重要です。そのため、多くの講師はFinal Examよりも前に「現時点での成績見通し」を教えてくれます。その時点で目標の成績に達しそうにないことがわかったら、Final Exam前に当該のクラスをドロップし、次の学期に単位を取り直す方が効率がいいためです。

 ただ、この「成績見通し」をよく見てみると、けっこうな確率で宿題用アプリケーションのトラブルによる間違った減点や、講師の勘違いに起因する採点ミスなどが含まれています。なので、みんな細かく採点状況をチェックして積極的に講師に文句を言い、修正してもらっているみたいでした。採点基準は明快、でも一方でうっかりミスが多いっていうのはなんだかアメリカのカレッジっぽいですね……。

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