前のエントリの続きです。De AnzaのESLの「High Intermediate」レベルでどんな授業を受けたのか、大まかに紹介していきます。
High Intermediate Grammar and Writing(ESL253)は文字通り文法とライティングのクラス。文法の中でも特に、「ひたすら徹底的に時制(tense)の復習をしていた」印象が強いです。加えてライティングの基礎についても学ぶので、授業中に網羅しなければならない内容がとにかく多い。それに比例するように狂気じみて宿題が多いクラスでした。教科書に沿った文法の宿題が山のように出るほか、「お題に沿って500ワード程度、ワンパラグラフの文章を書く」「書籍を読んで、章ごとの感想を200ワード程度の文章にまとめる」といった課題を何度もこなす必要があります。
メインの教科書は「Grammar In Context 3 5th Edition」(分厚い…)。単純に文法を説明するだけでなく、“in context”というタイトル通り前後の文脈から判断して正しい時制や態を選べるよう、豊富な例文や練習問題が盛り込まれている点が参考になります。講師が自作して、印刷物として配布したりWebサイト上で公開したりする文法の解説資料も役に立つ内容でした。教わった内容には日本の学校の英語の授業で習って既に知っていることも少なくないのですが、「忘れかけていた内容を英語で復習できる」「日本の学校で習わなかった点も含めて網羅的に学び直せる」点がよかったです。
総じて知識面では役に立ったのですが、授業の進行はかなりとっちらかっていました。これは扱うべき情報量が多すぎて、講師が授業を上手く捌けていなかったためだと思います。授業のスケジュールや必要な資料は前もってWebサイトで公開されているのですが、進行が前後したり、うっかり資料のアップデートを忘れたりとミスが多い。膨大な量の宿題を出しておきながら、ものによっては答え合わせを忘れたり、定期テストの範囲には含めなかったりとけっこういい加減なところもありました。
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