前のエントリの続きです。De AnzaのESLの「High Intermediate」レベルでどんな授業を受けたのか、大まかに紹介していきます。
High Intermediate Reading(ESL252)の内容はけっこう面白かったです。後々もっと上のクラスに進んだ際にも役立つ、汎用性のある英文読解方法や文章の要約方法を教える授業でした。講師の教え方も上手いのですが、授業で使った「Reading for Today 4: Concepts for Today third Edition」という教科書がよく出来ている。章ごとにノンフィクションの文章が収録されており、学生は文章を読んだ後、以下のような設問を(主に宿題として)こなしていきます。
・文章に含まれるファクトの正誤チェック
・文章の重要なポイントを再読し、その意味を分析して説明する
・文章を1文ずつに分解し、無駄な情報を排除して重要な情報だけを残す
・文章の骨組み、構成を整理する
・要約(サマリー)を作る
こうした作業を繰り返すことで、「ノンフィクションの文章を分析的に読むというのはどういうことか」を順序立てて理解できる仕組みです。特に「文章の骨組み、構成を整理する」「要約(サマリー)を作る」方法は、ESLのもっと上のクラスに進んだ際にも役に立つ内容でした。
学期の最初は教科書に収録されているノンフィクションの分析から始まったのですが、期末近くには講師が選んだフィクション(短編小説)の読み解き方も学びます。これはこれで、ノンフィクションとは分析の仕方が違って面白かったです。こうした文章読解の方法は、特に誰かに教わっていなくても母国語で無意識に実行している人も多いと思います。私は今回、母国語でなんとなく把握していることを改めて英語で教わることで頭が整理されてよかったです。
長くなったので続きます。
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