森の日記: The Slanted Door(San Francisco)

2017年9月3日日曜日

The Slanted Door(San Francisco)

 サンフランシスコの名所の1つであるフェリービルディング・マーケットプレイス(Ferry Building Marketplace)に、いつ見ても混雑しているThe Slanted Doorというベトナム料理店があって気になっていました。ベトナム料理が好きなので一度行ってみたいが、フリで入るのは難しそう……というわけで、週末のランチに予約をして訪問しました。開店直後の時間帯に行ったのですが、30分ほどでほぼ満席に。内装も料理もすごく小綺麗で洒落た店でした。


 slanted door spring rolls。エビ、豚肉、ミント、レタス、ビーフンが入った、たいへん上品な生春巻き。ソースはピーナッツベース。


 vietnamese crêpe、バインセオですね。エビ、豚肉、もやし、玉ねぎなどが入ったクレープを、皿に添えられたミントと一緒にレタスで巻いて食べる。クレープ自体は美味しいので、もう少しハーブが多いともっと嬉しいかな〜。


 cellophane noodles。「セロファンヌードル」って何だろうと思って調べたら、「春雨」のことでした。なるほど。この店には2種類のcellophane noodlesがあって、写真はダンジネス・クラブ入りのほう(もう一種類は湯葉やなめこが入っているらしい)。これはすごく美味しかったです。ダンジネス・クラブのほかに青ネギ、シラントロなどをあしらったシンプルな料理なんですが、カニの旨みを吸った春雨がとても良い味。


 玉ねぎ、ハラペーニョ、ピーナッツと鶏肉を炒めたlemongrass chicken。今回はそのまま食べましたが、スパイシーでそこそこ塩気が強めの料理なのでご飯に合わせてもいいのかも(実際、私の隣席に座っていた人がそうしていました)。


 私は体調の都合でお酒が飲めなかったのでcranberry juiceにしましたが(これはこれで甘さ控えめでかすかにエグみがあって良かったのですが)、夫は遠慮なくビールを飲んでいた……カニ入り春雨や鶏肉のレモングラス炒めに合っていて美味しそうでした(羨ましい)。

 全体的にとてもクリーンで上品な料理で美味しかったです。ハーブや辛味成分の取り入れ方も、やりすぎない感じで控えめ。メニューを見ると中華風の一皿があったり、日本風やフランス風の素材を使ったりしているので、「ベトナム料理」というよりは「ベトナム中心のフュージョン料理」なんだろうなと思います。そのため「ベトナム料理らしいベトナム料理を食べるぞ!」という心づもりで来ると、ちょっと肩透かしな感じがするかもしれません。

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