森の日記: [ESL : De Anza]授業登録の混み具合と学費支払いのややこしさについて

2017年8月23日水曜日

[ESL : De Anza]授業登録の混み具合と学費支払いのややこしさについて

 こちらのエントリで紹介したPlacement Testを受けて結果が出たら、授業の登録と学費の支払いをオンラインで済ませます。どちらも学生向けのポータルサイト「MyPortal」から手続きできます。この手順自体は難しくありません。が、私のように「学位が欲しいわけではないが、英語力向上のためにESLにだけ通いたい」という人は、気に入った時間帯の授業を取るのが案外難しかったです。

 以前のエントリでちょっと触れましたが、コミュニティ・カレッジのESLは人気があるため、「取りやすい時間帯の」あるいは「人気の先生が担当する」授業はすぐいっぱいになります。また、De Anzaには学生の属性ごとに、授業を登録する際の優先順位を決める「Priority Enrollment」という仕組みが存在します。例えば、MyPortalには学生が今後の学業の方針について登録するページがあります。そのページに、専攻や目指す編入先、習得したい学位・資格など「De Anzaで学ぶ理由」を詳細に設定している学生ほど早い時期に授業を登録できます。そのほか、「米国の退役軍人である」「前学期からDe Anzaに通っている」といった様々な要素を勘案して登録時の優先順位が決まります(詳細はこちら)。特に進学予定を持たない新規のESL志望者(私だ)は優先順位が後回しになるので、狙った時間帯の授業を取るのが難しいのです。自分の登録開始日時は、MyPortalから確認できます。私は取りたい授業をあらかじめリストアップした上でパソコン前にスタンバイし、開始時間になったら即登録していました。人気の授業は、登録開始から20分くらいであっという間に満席になるためです。

 授業料は、学生がカリフォルニアに1年と1日以上住んでいる「Resident」の場合は比較的手頃です。一方、引っ越してきてから日が浅い「non-Resident」だとけっこうお金がかかります。Residentは、受ける授業1単位(1 unit)当たり「Enrollment Fee」を31ドル支払う必要があります。non-ResidentはEnrollment Feeに加えて、1単位ごとに160ドルの「non-Resident Fee」がかかります(つまり1単位当たり191ドル要る)。全学生が共通して支払う「Basic Fees」も加えた費用を仮に計算すると、例えば5単位ぶんの授業を取った場合、Residentなら204.34ドルです。一方、non-Residentだと984.34ドルにもなります(授業料の詳細はここを参照)。

 Residentと認められるには、学期が始まる前にDe AnzaのAdmission Officeに必要書類を揃えて提出しなければなりません。この申請手続きがかなり面倒くさい! 必要書類についてはこのページから調べられますが、要するに州の自動車免許とか賃貸住宅の契約書とか、1年 + 1日前からカリフォルニアに住んでいると明確にわかる書類が複数必要です。

 私の場合、「この書類は証拠に使えるだろう」と思って提出したものがAdmission Officeの判断で突き返されてしまったため、授業料の支払い期日までにResidentの証明手続きが終わりませんでした。仕方ないのでいったんnon-Residentとして授業料を払い、後日必要な手続きが終わった時点で差額を返金してもらいました(2017年8月29日追記 : 返金(Refund)の方法をこちらにまとめました)。

 なお、居住期間を証明する詳細な書類が必要になるのは1学期につき6単位か8単位(正確な数字を忘れてしまった)以上の授業を取る学生に限られるようです。それ以下の単位を取っているESLの学生に話を聞いたら、MyPortalで新規アカウントを作成する際、自己申告で「1年 + 1日前からカリフォルニアに住んでいる」旨を入力するだけで、書類を出さなくてもResidentの授業料で済んだと言っていました。

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